最終更新日 2023年12月10日
最終更新日 2023年10月05日
企業が持続的成長を遂げるためには、常に新規事業開発(新商品開発・新サービス開発)が欠かせません。しかし、新規事業立ち上げには多くの課題とリスクが存在します。当社の新規事業開発コンサルは、そのような課題やリスクを最小化し、成功への道筋を示すことを目指しています。
現代社会では、以前よりも新規事業の立ち上げの重要性・必要性が増してきており、多くの企業が注力しています。しかし、「企業がなぜ新規事業を立ち上げるのか」という具体的な理由について明確に回答できる人は多くありません。
企業が新規事業を立ち上げるのは、明確な目的と得られるメリットがあるからです。この2点をしっかり把握しておかないと、新規事業立ち上げの意義や方向性も見いだせず、成功可能性も低下してしまいます。
近年はプロダクトライフサイクル(製品寿命)が短命化しており、既存事業でいつまでも収益を得ることが難しくなってきています。既存事業が衰退を迎える前に、自社に新たな収益をもたらす新規事業の創出に取り組む必要があります。
企業が存続するためには後継の経営人材を育成する必要がありますが、中小企業を中心とする多くの企業では、経営人材を育成する機会に恵まれていない事情があります。新規事業立ち上げには、後継の経営人材候補に実際の経営を行わせて、現場を通じて経営スキル・経営感覚を身に付けさせるという目的もあります。
企業は既存事業のみに頼っていては、その事業が衰退したときに企業全体の業績が悪化してしまいます。新規事業を軌道に乗せれば収益源の確保につながり、会社全体としてのリスク分散や業績安定を図れることがメリットです。
新規事業を立ち上げれば、既存事業との相乗効果で大きく収益を伸ばせる可能性があります。単一の事業に注力するよりも効率的に高い成果を得られる可能性があることも、企業が新規事業を立ち上げるメリットです。
新規事業の立ち上げを成功させるために必要な1つ目のことは、「自社の強みを活かす」ことです。既存の生産・流通・販売のライン、社内に蓄積されたノウハウなど、活かせるリソースはないか探してみましょう。
既存顧客のセグメントや、自社の顧客になってくれている理由を分析することも、自社の強みを把握する際に有効です。
新規事業の立ち上げを成功させるために必要な2つ目のことは、「必要なリソースを把握する」ことです。事業計画や収支計画を立てる際に、各工程でどのくらいのリソースがいるのかを明確にします。
「ヒト・モノ・カネ・情報」の4要素を軸に、それぞれ何が、どのくらい必要なのかを考えましょう。実際に計算の計画書を作成することで、見える化していくことがおすすめです。
新規事業の立ち上げを成功させるために必要な3つ目のことは、「必要最低限の人材をアサインする」ことです。新規事業の立ち上げ段階からたくさんの人材をアサインするのはおすすめできません。人数に比例してマンパワーは大きくなりますが、コミュニケーションスピードや濃度は落ちてしまいます。
マンパワーやコミュニケーションスピードのバランスを考えると、立ち上げ当初は少数精鋭の2〜3人チームがベターだといえます。
新規事業の立ち上げを成功させるために必要な4つ目のことは、「補助金や助成金を検討する」ことです。補助金・助成金は国や自治体などの公的機関による支援制度で、返済不要な事業資金が手に入ります。
手続きや審査にそれなりの手間はかかりますが、ノーリスクで資金調達できます。また、審査をクリアすることは、公的機関に事業が認められたことになるため、社会的な信用を向上させることにもつながります。
新規事業の立ち上げだけでなく、雇用や事業の維持に役立つものも多いです。資金調達を考えるとき、まずは使えそうな補助金・助成金がないかを確認するとよいでしょう。
新規事業の立ち上げを成功させるために必要な5つ目のことは、「事業撤退ラインを決めておく」ことです。どんな事業にも、成功する保証はありません。新規事業での損失が大きくなり、企業全体の経営を圧迫するような事態は避けるべきです。
投資を始めた後は、サンクコスト(投資した時間や費用などのコスト)のため意思決定が難しくなってしまいます。あらかじめ撤退ラインを設けておけば、損失を最低限に抑えられるでしょう。「これ以上は後がない」というラインを設定することで、立ち上げメンバーの覚悟も決まります。
自社の経営理念や達成したいビジョンを明確にすることは、新規事業の展開も含め会社として活動する“軸”になります。その理念やビジョンが魅力的なもの、有意義なものであれば、社員のモチベーションも高まり、新たな人材も集まりやすくなるでしょう。
その理念・ビジョンのなかには、社会的な存在意義も位置づけられます。「社会のこのような課題を解決したい」「社会に対してこうした分野で貢献したい」といったように、社会における自社の存在意義を明確にとらえることができれば、それが会社の強い“軸”になるのです。
反対に、その“軸”をもたない会社は「会社をつぶさないこと」に判断基準の重点が置かれがちで、新規事業を立ち上げる際も短期的な利益の視点ばかりで考えてしまうことが散見されます。
そうした考えは、社員からも社外の顧客からも見透かされてしまい、ビジネスとして大きな成功を遂げることは難しくなります。 自社の理念・ビジョンや社会的存在意義を見つめ直し、会社として達成したいことや解決したい社会課題などを再度考え、5年後や10年後に自社がどうなっていたいかを考える——。
このプロセスは、新規事業を創出する前段階として非常に重要なものです。ここで明確にした“軸”が、新規事業のアイデアを生み出したり絞り込んだりする際にも重要な判断基準の一つとなります。
新規事業のアイデアを生み出すアプローチとしてはさまざまなフレームワークがありますが、「誰」の「何の課題」を解決する商品・サービスであるのかを入り口に考えることで、確実なニーズにつながる事業を考えやすくなります。 市場の課題、顧客が抱えている課題、業界としての課題、あるいは自社が悩まされている課題、競合他社の課題……課題はあちこちに存在しています。
事業領域(事業ドメイン)とは言葉のとおり、事業を展開する領域を指します。事業領域というとターゲットとする市場・業界を定義することと混同されがちですが、事業領域はもう少し広い視野で、「誰のどのような課題を解決するか」「誰にどのような価値を提供するか」といったことを範囲として定めるものです。そのうえで、新商品・サービスなど新規事業の具体的なアイデアを検討する段階に入ります。
アイデア出しや絞り込みは時間がかかりますが、迷ったときは最初のステップで明確にした理念・ビジョンや社会的存在意義に立ち返り、「このアイデアは『5年後、10年後のありたい姿』に向かうベクトルに合致するものなのか」「社会的存在意義の実現にかなう事業となり得るのか」といったように考えることで、会社としての“軸”をぶらさず事業アイデアを発展させやすくなります。
前ステップまでで生み出した事業アイデアをより具体的でより成功確率の高いものにするため、市場の状況や需要などを分析・予測して、実際の事業化に向けてさらに練り上げていきます。
分析・予測については最低限、その新規事業の市場にはどのような特徴があるのか、成長性やリスクはあるのか、すでに存在している競合となるプレイヤーはいるのか、といった市場性に関するものと、新規事業のターゲットとその特徴、ボリューム、ターゲットとなる層のニーズといった事業性に関するものについて調査・分析するのが一般的です。
新規事業の立ち上げには、人・モノ・カネに代表される経営資源の投入や、事業展開に関するノウハウ・情報の集約が不可欠です。具体的にどのような人・モノ・カネ・ノウハウ・情報が必要かということを洗い出し、実際の調達へと進めましょう。
労働人口の減少などで人材不足の傾向があるなか、新規事業立ち上げを任せられるノウハウや経験を有する優秀な人材はさらに確保が困難です。社内の人材に任せるとしても、既存事業との兼ね合いもあります。 そうした場合は、社員の人材採用を検討するのはもちろん、一時的に外部のプロフェッショナル人材を業務委託で招き入れて活用し、プロジェクトをリードしてもらいながら、そのノウハウを社内に吸収するという方法もあります。
前STEPの環境整備も含めて、新規事業を展開するために必要な行動を洗い出し、いつ誰がどのようなことをするのか、現実的な計画に落とし込みます。
具体的な行動を開始したあとは、計画に沿って進捗しているか、行動の成果は目標を達成するものであったか、立てていた仮説は正しかったかどうか、といったことを定期的にチェックします。 行動が計画より遅れていたら、行動の成果が目標に達しないものであったら、立てていた仮説とは異なる結果が表れたら……そのときはその原因を特定して改善します。このPDCAを繰り返し改善を積み重ねることで、商品・サービスがブラッシュアップされ、事業の精度がより高まります。
新規事業の成功には、緻密なビジネスプランが不可欠です。私たちは経験豊富なコンサルタントチームを組み、中小企業経営者の皆様と共にビジネスプランの策定と評価を行います。市場のニーズや競合状況を分析し、戦略的なアプローチを提案します。
新規事業の立ち上げには、市場の正確な把握と競合状況の分析が欠かせません。当社は徹底的な市場調査と競合分析を行い、中小企業経営者の皆様に最新の市場トレンドと競合情報を提供します。これにより、競争力のあるビジネス戦略を構築するサポートをします。
新規事業の収益性は成否の鍵となります。私たちは中小企業経営者の皆様と協力し、最適な収益モデルの構築と最適化を行います。収益性向上のための戦略的なアドバイスやマーケティング施策の提案を行い、持続的な成長をサポートします。
新規事業の成功には効果的なマーケティング戦略が必要です。私たちは中小企業経営者の皆様と協力し、ターゲット顧客の把握やブランド戦略の策定、広告・プロモーションの計画と実行をサポートします。マーケティング施策の効果測定と改善も行い、より良い結果を得るための支援をします。
新規事業の立ち上げや成長には資金が必要です。私たちは中小企業経営者の皆様に資金調達の支援を行い、適切な資金調達戦略の策定や投資家との交渉をサポートします。また、リスク管理の観点からのアドバイスや対策も提案し、安定的な事業運営をサポートします。
新規事業の成功には優れたチームと適切な人材が必要です。私たちは中小企業経営者の皆様にチーム構築と人材開発の支援を行います。適切な人材の採用戦略やトレーニングプログラムの提案、組織文化の構築など、人材面での課題解決をお手伝いします。
近年、テクノロジーとデジタルの進化がビジネスに大きな影響を与えています。私たちは中小企業経営者の皆様に最新のテクノロジートレンドを提供し、効果的なテクノロジーの活用とデジタル戦略の策定を支援します。業務効率化や顧客体験の向上を目指し、競争力を高めるサポートをします。
当社は中小企業経営者の皆様のビジネスを成功に導くために、経験豊富なコンサルタントチームとともに最善のサポートを提供します。
次の事項を考慮に入れることで、中小企業経営者の皆様が成功するための強力な支援を受けることができます。
1.マーケットリサーチ
新規事業を開始する前に、市場の需要や競合状況を詳細に調査することが重要です。マーケットリサーチを通じて、事業の可能性や成功の見込みを把握することができます。
2.ビジネスプランの策定
新規事業を立ち上げる際には、ビジネスプランの作成が欠かせません。ビジネスプランは、事業の目標や戦略、財務計画などを明確にし、将来の成長に向けたロードマップを提供します。
3.リスク評価と管理
新規事業は一定のリスクを伴います。経験豊富なコンサルタントは、リスクを評価し、最適な管理策を提案します。リスクを最小化し、事業の安定性を確保することが重要です。
4.資金調達支援
新規事業を開始するためには資金が必要です。コンサルタントは、適切な資金調達の方法や機関を紹介し、資金調達のプロセスをサポートします。
5.市場戦略の策定
新規事業の成功には、適切な市場戦略が必要です。コンサルタントは、ターゲット市場の特性を分析し、効果的な販売戦略やマーケティングプランを策定します。
6.顧客ニーズの把握
顧客のニーズを正確に把握することは、事業の成否に直結します。コンサルタントは、顧客のニーズを調査し、製品やサービスの開発に活かすためのアドバイスを提供します。
7.オペレーションの最適化
新規事業を運営するためには、効率的なオペレーションが必要です。コンサルタントは、生産プロセスやサプライチェーンの最適化に関する支援を行い、事業の競争力を高めます。
8.チームビルディングとリーダーシップ開発
新規事業の成功には、優れたチームとリーダーシップが不可欠です。コンサルタントは、チームビルディングやリーダーシップ開発の支援を通じて、組織の能力向上を促進します。
9.テクノロジーとデジタル化の活用
近年、テクノロジーとデジタル化はビジネスにおいて重要な役割を果たしています。コンサルタントは、適切なテクノロジーソリューションの選定やデジタル化戦略の策定をサポートします。
10.ブランド戦略の構築
新規事業の成功には、強力なブランド戦略が欠かせません。コンサルタントは、ブランドの構築やブランド価値の向上に向けた戦略を提案し、競争力の強化を支援します。
11.法務とコンプライアンスのサポート
新規事業を展開する際には、法務とコンプライアンスの面でのサポートが必要です。コンサルタントは、法的な要件や規制を理解し、適切な手続きやリスク管理策を提案します。
12.顧客獲得と顧客維持の戦略
成功する新規事業は、顧客の獲得と維持に注力する必要があります。コンサルタントは、効果的な顧客獲得戦略や顧客維持の手法を提案し、売上の拡大に貢献します。
13.労働力の確保と育成
優秀な人材を確保し、育成することは、新規事業の成長と競争力の維持に不可欠です。コンサルタントは、適切な採用戦略や教育プログラムを支援し、人材マネジメントの強化をサポートします。
14.パートナーシップとアライアンスの構築
新規事業の成功には、他の企業とのパートナーシップやアライアンスが重要な役割を果たすことがあります。コンサルタントは、適切なパートナーシップの形成やアライアンスの戦略を支援し、事業拡大に貢献します。
15.プロジェクト管理とスケジュール管理
新規事業を成功させるためには、効果的なプロジェクト管理とスケジュール管理が必要です。コンサルタントは、プロジェクトの計画や進捗管理の支援を行い、目標の達成に向けた効率的な作業を促進します。
16.持続可能性と社会的責任の統合
近年、持続可能性と社会的責任への取り組みはビジネスの重要な要素となっています。コンサルタントは、持続可能なビジネスモデルの構築やCSR戦略の策定を支援し、企業の社会的価値向上を促進します。
17.イノベーションと研究開発の支援
新規事業の成長と競争力の維持には、イノベーションと研究開発の活動が欠かせません。コンサルタントは、イノベーション戦略の策定や研究開発の支援を通じて、事業の革新を促進します。
18.データ分析と予測
ビジネスの成功には、正確なデータ分析と予測が不可欠です。コンサルタントは、適切なデータ分析手法や予測モデルの構築を支援し、意思決定の根拠となる情報を提供します。
19.グローバル展開のサポート
新規事業がグローバル展開を目指す場合、異文化や国際ビジネスに関するサポートが重要です。コンサルタントは、海外進出戦略や国際マーケットへの参入支援を提供し、グローバルな事業拡大を促進します。
20.継続的なサポートとフォローアップ
新規事業の成功は継続的なサポートとフォローアップによって支えられます。コンサルタントは、事業の立ち上げ後も定期的なモニタリングや助言を行い、持続的な成長をサポートします。
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