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一念岩をも通す|東京の英知コンサルティング株式会社。「事業経営」も「個人の人生」の勝敗も全て自分自身の「一念」の置きどころにより決まります。「一念に勝る敵はない」と、思料いたします。
我が師は『人生の幸、不幸は「一念」によって決まる』とご指導されました。(2014年12月23日)
青春時代、愛読した十六世紀フランスの思想家モンテーニュの著作『エセー(随想録)』に、こんな一節があった。
「各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。他人が見てそう思うのではなく、自分でそう思う人が満足なのである」(『エセー(1)』原二郎訳、岩波文庫)
「幸福」の人、「満足」の人とは、どんな人か――それは、他人から幸せそうに見える人ではなく、自分自身が幸福だと思える人である、と。
他人と比べたり、見栄を張ったり、そんなことで、いつも心があせりと不満で揺れている――それでは、どんなに他の人から幸福そうに見えたとしても、何の意味もない。むしろ不幸である。人生は他の人に見せるためにあるのではない。自分自身の人生であり、自分自身が満足できるかどうかが根本である。
またモンテーニュは、こうも述べる。
「運命はわれわれに幸福も不幸も与えない。ただその素材と種子を提供するだけだ。それを、それよりも強いわれわれの心が好きなように変えたり、用いたりする。われわれの心がそれを幸福にも不幸にもする唯一の原因であり、支配者なのである」(同前)と。
運命や環境が人の幸、不幸を決めるのではない。自身の心によって決まるのである、との洞察である。
勇者は、どんな環境でも平静でいられる。臆病な人はつねに心が不安である。知恵ある人は、障害をも自分の味方にしてみせる。知恵なき人は幸運をも、つまずきの原因にする。強者にとっては、運命と戦うことすら喜びであり、弱者にとっては、人生そのものが重荷であろう。全部、自分で決まる。自分の「一念」で、一切が百八十度、違う顔を見せてくる。
幸、不幸を決定する、この「心」に、限りない「強さ」と「知恵」をわき出させていくもの――これが「一念」であり、私どもの日々の実践なのである。
物事をするときに、岩のように堅く大きな障害があったとしても、必死になって取り組めばその壁を乗り越え必ず成就させることができる。(石虎将軍)
物事を成し遂げようとする強い「一念」「信念」があれば、その心は天に通じ、必ず成就することができる。
〈名字の言〉 2019年3月29日
▼いよいよ来週から新年度が始まる。思えば、3月31日から4月1日への時間の流れ自体に、特別な変化があるわけではない。それでも「年度」が改まれば、生活の実に多くのことが切り替わる。
▼“たった一日”の違いで新しい何かが始まる機会は、こうした社会の制度ばかりではない。かつて、ノーベル医学生理学賞を受けた山中伸弥教授が授賞式の翌日、インタビューでこう語った。「きょうが始まり。研究者を目指した最初の日に戻って仕切り直したい」。
▼人は、わが一念を変革させることで、新たに使命の道を大きく切り開いていける。しかし、未来や未知の分野を開拓する先駆者には、その前進を阻むような壁が必ず立ちはだかる。
▼先のインタビューで山中教授も語っている。「研究を進めると、自然は思ってもいなかった新しい問題を問い掛けてくる。答えるとまた問題が現れるので、それに答えたい」。探究の志がいや増す求道者にふさわしい言葉である。
▼人生は、戦いを避けた瞬間から後退が始まる。障魔を前に、喜ぶ賢者となるか、退く愚者となるか――この一念の違いで一切の勝負は決まる。一念があれば、局面は必ず変えられる。
2021年11月18日
英知コンサルティング株式会社
代表取締役 社長兼CEO
Executive Consultant
清水 一郎
戦略コンサルタント、人材育成トレーナー、エコノミスト、金融アナリスト、ビジネス&パーソナルコーチャー。
<学位>
博士(法 学)東京大院
修士(経営学)一橋大院・MBA
修士(経済学)慶應大院
修士(心理学)早稲田大院
<職歴>
財務省(官僚)
トーマツ監査法人(公認会計士)
野村證券の依頼で3社の上場企業の取締役として経営に参画
3社の上場企業在職中に全ての間接部門を担当。現場で鍛え抜いた「実務派」。
2001年当社創業、2014年より当社専業。
株式上場責任者として5社のIPOを達成させる(精密機器メーカー、小売、商社、不動産、ITシステム)