最終更新日 2024年06月23日
1に何を掛けても、答えは1です。1日に0.01だけ努力を積み重ねると、365日後には1.01の365乗、数値は37.8になります。ところが、1日に0.01サボると、365日後には0.99の365乗、数値は0.03になります。1日の差はほんの僅かですが、1年後には、これだけ大きな差になります。
楽天の三木谷 浩史社長の著書「成功のコンセプト~Principles for Success」に、「1.01の法則と0.99の法則」が記されています。1.01に365を乗じた結果と、0.99に365を乗じた結果では、1年後には約38倍もの大きな差が出るというものです。
1.01の365乗 = 37.7834343329 ≒ 37.8
0.99の365乗 = 0.02551796445 ≒ 0.03
1日に0.01の努力を続けると1年後には、約38倍にもなります!
1に何を掛けても、答えは1です。1日に0.01だけ努力を積み重ねると、365日後には1.01の365乗、数値は37.8になります。
ところが、1日に0.01サボると、365日後には0.99の365乗、数値は0.03になります。
1日の差はほんの僅かですが、1年後には、これだけ大きな差になります。小さな努力を積み重ねていくことの大切さを、この法則は物語っています。
この法則の意味をもう少し掘り下げて考えてみましょう。
例えば,1が通常の自分だとすると、+0.01は努力した自分です。つまり、早起きをして日本経済新聞の1面だけでも読むなど,少しのプラスアルファがあれば,それを毎日(1年間=365日)継続することで、1年後には37.8倍に成長した自分がいることになります。
反対に、-0.01は怠けた自分です。つまり,朝寝坊が常態化しているとか、ゲームばかりで自己研鑽をしないなど、マイナスな日々を過ごしていると,1年後にはなんと現在の0.03倍になってしまうのです。0.03倍とは,やっていないに等しいと言える値です。
スタート時は1.01と0.99の差(0.02)だったものが、1年間経つと37.8と0.03の差になり、そのひらきは約1,260倍となります。つまり、「1.01の法則、0.99の法則」は日々のほんの少しの頑張りの差分が、1年後には大きな格差となってあらわれるということを表しています。1年後、37.8倍の自分になるのか、0.03倍の自分になるのかは、毎日のほんの僅かな努力の継続で決まることを、この法則から学びたい。
1年間ほんの僅かでもサボると損失が大きいということ。1年間、ほんの僅かでも続けることがどれだけ大切かを「数値」が表しています。
1年で約3%の損失ですから、10年だと30%の損失になります。
サボるということは、中途半端な状態にするということです。中途半端が多いと、それが自分にマイナスとして帰ってきます。
そこで大事なことは、ゼロにしないこと。忙しくても、時間がなくても、ゼロにしない。一日サボっても影響は少ないですが、サボるとマイナスのフィードバックの影響が大きいのです。知らないうちにダメな自分がインストールされてしまうことを忘れてはなりません。
仮に、「人の3倍の仕事しなさい」と言われても、「そんなの無理だ」と思ってしまいますが、「人よりほんのちょっと、+0.01だけ努力してみよう」なら、何とかなる気がしませんか?
では、「+0.01」は、どのくらいの「頑張り」なのかを考えてみましょう。
1日は24時間ですが、これを「分」に換算します。24(時間)×60(分)=1440(分)。これで、「1日は1440分」ということが分かります。
この1440分に、0.01をかけてみます。
1440(分)×0.01=14.4(分)。
つまり、1日約15分だけ、今の自分にプラスして努力をしてみよう! ということです。これならば、何とかなりそうな気がしませんか?
最初の1歩で始めた小さな努力が、やがて大きな力につながるということです。反対に少しずつサボれば、やがて力はなくなってしまう、というのが、この「1.01の法則、0.99の法則」の結論です。
1日に約15分の努力をすることで、1年後には「37.8倍成長した自分」を目指してみましょう!
2024年03月16日
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