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東京都千代田区  最終更新日  2022年12月10日

定量的目標と定性的目標

「目標」には「定量的目標」(数値目標)「定性的目標」(行動目標)があります。
一般の従業員は、「定量的目標」と「定性的目標」の両方が必要です。若年層ほど「定性的目標」が多くなる傾向がありますが、管理職以上はすべての目標が「定量的目標」を設定することが求められます。

目標を数値化することで、達成度は格段に高まります。したがって、可能な限り「定量的目標」を設定すべきです。

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定量的目標と定性的目標

定量的目標とは

定量目標とは、数値や数量で表す目標のことです。具体的な数値があるため、ゴールを目指す戦略が立てやすくなり、達成度や結果を第三者と容易に共有できるのが特徴です。

定量的目標の具体例
全部門 営業部門 管理部門
毎朝1時間、日本経済新聞を読む テレアポで、110件の商談を獲得する DX化により、間接部門の人員を50%削減する
業務改善提案を年5件実施する 売上目標達成率は90%以上をキープする 作成書類の納期は、2日以上前倒しで納品する
  月間売上高500万円を達成する 定型業務におけるミスを20%減らす
  毎月、新規顧客を10件増やす 書類作成スピードを30%上げる

このように具体的な「数値」で表現ができるため、誰が見ても、目標が達成できたのか、できなかったのかが明確に判ります。

定量的目標のメリット・デメリット
メリット デメリット
目標達成に向けた行動が明確になる すべてを「数字」(結果)で判断されてしまうため、プロセスは評価対象とされない
達成できたのか、できていないのかを客観的に評価できる 売上達成に向けて努力して成果を出した社員と、たまたま成果が出た社員がいたとします。この両者が同等の評価を受けることで、社員のモチベーションが下がることがあります
  「数字だけを達成すればいい」という誤った認識が広まり、数字に関わらない人間関係や心理的なマネジメントが軽視されてしまうことがあります

定量的目標とは

「数字だけを達成すればいい」という誤った認識が広まり、数字に関わらない人間関係や心理的なマネジメントが軽視されてしまうことがあります

定量的目標の具体例
全部門 営業部門 管理部門
社内で一番仕事ができる人になる お客様へのレスポンスを早くする ミスを減らす
信頼される人間になる 靴底が減るほど飛込み営業をする 業務改善提案をする
徹底したコスト意識を持つ メンバーをまとめるチームリーダーに昇進する 業務効率を上げる

このように、「どうありたいか」という「理想とする状態」を示すものになるため、数値では表現できません。目標が達成できたのか、できていないのかは、あくまでも個人の価値観(主観)によって判断されます。

定量的目標のメリット・デメリット
メリット デメリット
目標を立てやすい その行動が評価されるかどうかは、個人の価値観(主観)に大きく左右されるため、客観的な評価ができない
自分が「どうありたいか」という目標であるため「感情」が先行し、モチベーションは高まる 達成するために何をすべきかが、明確でない

定量的目標を用いる5つのメリット

正しい目標設定を行うと、仕事の効率がアップします。明確なゴールを目指すことができ、やるべきことがわかるので、行動力も上がるためです。人間は行動の基準となる項目がはっきりしていれば、行動に移しやすくなります。

目標が設定されていないと、取り組んでいる仕事が本来の事業目的と合っているのか迷うこともあるでしょう。また、現在の仕事の進捗状況がどれくらいの達成度なのか判断できなくなります。そのような不安ややりがいを感じない状態では「がんばろう」という気持ちにもなれず、仕事の効率も下がってしまいます。

しかし、目標が正しく設定されていれば、基準があるため現状がどの位の達成度なのか測ることができます。そして、自分の努力によって高い達成度を実感できれば、「達成感」が生まれます。

また、その情報をチームでも共有できるため、自分だけでなく周囲の人とのチームワークも向上するでしょう。チームのモチベーションの向上に正しい目標設定はとても有効です。また、目標の達成は会社の業績に関わる重要な要素ですので、個人やチームの評価にもつながるでしょう。

もしも、達成度が低い状態でも、指標となる「目標」があります。そこから、何が原因なのか検証を行えば、最小限のダメージで抑えることが可能です。効率的でより良い成果をあげるために目標はとても役立ちます。 

目標設定は「最適」であることが重要です。あなたは目標は高ければ高いほど良いと思っていませんか?高い目標を掲げると、そこを目指して一時的にやる気は出るかもしれません。

しかし、高すぎるレベルの目標は現実味がなく、やる気や士気を高める要素にはならないのです。逆に低すぎるレベルの目標を設定しても仕方がありません。できることばかりでは目標設定する意味がなくなってしまいます。現状の自分がその目標に対して、どのように感じるかよく考えましょう。

1. 自分の仕事の実績を可視化できる

目標設定を行い、それをドキュメントにすれば仕事や実績を可視化できます。

事務職・営業職・デザイナー・SE・プログラマーなど、様々な職種において目標設定シートや目標管理シートの作成を企業から依頼される場合もあります。

これは自分で目標に対する進捗を管理できるだけでなく、周囲の人間や上司があなたの仕事や実績をわかりやすく目に見える形で伝えられるというメリットもあります。査定などに大きく変わる人事評価においても、重要な判断材料になるでしょう。

また、自分でも客観的に現在のスキルや状況が把握できるので、スキルアップが必要な項目についても理解できます。これにより、必要となるスキルのスムーズな取得が可能になるでしょう。

目標設定シートのフォーマットは、様々なWebサイトでダウンロードできます。記入する項目が用意されたテンプレートを利用して、自分は目標設定に注力するのも手段の1つです。

しかし、そもそも目標設定シートの書き方がわからないという方も多いでしょう。後ほど、具体的な目標の設定に役立つ法則を紹介しますので参考にしてみてください。

2. 理想を実現に近づける

現状の自分の能力のレベルに満足しているという方はあまり多くないでしょう。理想としてイメージする姿になかなか到達できないと感じている方も少なくないはずです。

その中で、自分の成長を実感するためには、周りに左右されない主体的な目標を立てることが大切です。主体的な目標を立てることで、確実にレベルアップしているという達成感が得られます。

また、「仕事ができない」「貧乏が嫌だ」といったネガティブなスタートではなく、「お金を稼いで好きなことがしたい」などの肯定的な感情から目標を設定した方が良いでしょう。このように主体的でポジティブな目標達成を積み重ねれば、あなたの理想が実現する可能性は大きく高まります。

3. 目標と計画の明確化

目標を数値化することで、目標やその計画が明確になります。「顧客に満足してもらう」というような数値が含まれない目標を掲げても、何をしたらいいか具体的には分かりません。

一人ひとりのメンバーの認識も異なるため、共通の指標となる数字が必要不可欠です。目標を数値化することで、計画も立てやすく、今月・今週・そして今日、何すべきかが明確になります。

目標を数値化する際に大切なことは、それぞれが100〜120%程度の努力をすることで達成できるラインにすることです。あまりにも現実離れした目標の場合、計画目標も現実的ではなくなってしまいます。その場合、計画を立てただけのものとなってしまうため、意味を成しません。

4. 進捗と達成度を把握できる

現在の、目標に対して何%達成できているのかを知ることができれば、課題も明確になります。万が一達成できなかった場合でもどこまでできたのか、できなかった部分はなんなのかをしっかりと数字で把握することができます。

定性目標の場合、管理職はメンバーの状態を知るのに時間がかかってしまいますが、定量目標であれば現状の数字を知るだけで、おおよその進捗状況を把握することができます。チームで仕事する上においても、目標の数値化は欠かせないのです。

メンバーとミーティングする際にも、進捗や達成度を数値で報告させるようにします。そうすることで、メンバーの業務の進捗を客観的に把握することができます。

5. 客観的かつ公正な評価ができる

目標を数値化することにより、個々人の「主観」ではなく「客観的」な評価が可能になります。数値目標であれば、成績を達成した人と、未達の人を直ちに判定することができます。

しかし、数字目標がない場合、仕事の成果を客観的に判断することは困難です。数値目標を掲げておくことで、社員一人一人を客観的で公平な評価することが可能となるのです。客観的な指標となる数字があることで、評価に対する従業員の納得感も得られます。

SMARTの法則

目標達成のための「SMART」の法則

目標設定にはいくつか手法ありますが、その内のひとつSMARTの法則があります。

このSMARTの法則をしっかりと理解して活用すれば、レベルアップや達成感が得られる効果的な目標設定ができるでしょう。以下で、SMARTの法則について詳しく解説していきます。


Specific(明確な)

Specificには、「明確な、具体的な」といった意味があります。「努力します」「一生懸命がんばります」などの曖昧な表現ではなく、具体的に何をするのか考えましょう。

自分だけでなく、誰から見てもわかりやすい明確な目標を立てることが大切です。

 

Measurable(測定可能な)

Measurableには、「測定可能な、計測できる」といった意味があります。目標の達成度が確認できる測定基準を設けます。「売上を増やす」ではなく、「売上を〇〇円増やす」という明確な目標にしましょう。

 

Achievable(達成可能な)

Achievableには、「成し遂げられる、達成可能な」といった意味があります。現実的で達成できる目標とは、現状のあなたが努力すれば達成できる目標のことです。

単なる願望や理想ではなく、しっかりと達成できる目標にしましょう。

 

Relevant (関連性がある)

Relevantには、「関係のある、関連性がある」といった意味があります。会社のミッション・自分の夢・大きな願いなどと関係のある目標を設定しましょう。

 

Time-bound (期限のある)

Time-boundには、「期限のある、時間限界」といった意味があります。いつまでに目標を達成するのか期限を明確に決めることが大切です。

目標設定は「定量的目標」にすべし

数値であらわせる目標は、すべて数値化して曖昧な部分は残さない様にします。例えば、「昨年よりも事業規模を拡大する」という目標はとても曖昧です。昨年からどのくらいの事業規模拡大を目標とするかは、それぞれが抱くイメージによって異なるでしょう。これを定性的目標と云います。

それよりも「昨年比150%の成長を実現する」「部門Aで1億円の利益を出す」「社員数を現在の1.5倍に増やす」など、数値を示した方が明確になります。これを定量的目標と云います。

また、「努力する」などの漠然とした内容ではなく、具体的に何を行うか考えると良いでしょう。行う項目が具体的でなければ、何をすれば良いか迷ってしまう場合があるからです。

漠然としたイメージを目標とした「ダイエットをする」ではなく、「ダイエットして10kg痩せるために、毎日10km走る」という具体的で数値化された目標設定を行います。

 

2021年3月16日

代表取締役 社長兼CEO
代表パートナー
清水一郎

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代表取締役 社長兼CEO
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<職歴>
大蔵省(官僚)、大手監査法人(会計士補・公認会計士)
上場企業3社(精密機器メーカー、小売、商社)の役付取締役30年
CFO (最高財務責任者)
CLO(最高法務責任者)

CHO(最高人事責任者)
COO(最高執行責任者)

CEO(最高経営責任者)

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<学歴>
東京大学 博士(法学)
一橋大学院 修士(経営学
MBA
慶応義塾大学
 修士(経済学)
早稲田大学
 修士(心理学)
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<資格>
公認会計士・司法書士・不動産鑑定士・税理士・中小企業診断士・社会保険労務士  他 全51の資格試験・採用試験合格者
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戦略経営、組織、人事、法務、会計、税法、金融、経済、人材育成、コーチング

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