経営コンサルティング・人材育成コンサルティング・個人コンサルティング・FPコンサルティング
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目標設定の意義|東京の英知コンサルティング株式会社。①自らが立てた計画が成功したかどうかの指標になる ②正しい目標設定を行うと、仕事の効率がアップする ③仕事の実績を可視化できる などの意義があります。
正しい目標設定を行うと、仕事の効率がアップします。明確なゴールを目指すことができ、やるべきことがわかるので、行動力も上がるためです。人間は行動の基準となる項目がはっきりしていれば、行動に移しやすくなります。
目標が設定されていないと、取り組んでいる仕事が本来の事業目的と合っているのか迷うこともあるでしょう。また、現在の仕事の進捗状況がどれくらいの達成度なのか判断できなくなります。そのような不安ややりがいを感じない状態では「がんばろう」という気持ちにもなれず、仕事の効率も下がってしまいます。
しかし、目標が正しく設定されていれば、基準があるため現状がどの位の達成度なのか測ることができます。そして、自分の努力によって高い達成度を実感できれば、「達成感」が生まれます。
また、その情報をチームでも共有できるため、自分だけでなく周囲の人とのチームワークも向上するでしょう。チームのモチベーションの向上に正しい目標設定はとても有効です。また、目標の達成は会社の業績に関わる重要な要素ですので、個人やチームの評価にもつながるでしょう。
もしも、達成度が低い状態でも、指標となる「目標」があります。そこから、何が原因なのか検証を行えば、最小限のダメージで抑えることが可能です。効率的でより良い成果をあげるために目標はとても役立ちます。
目標設定は「最適」であることが重要です。あなたは目標は高ければ高いほど良いと思っていませんか?高い目標を掲げると、そこを目指して一時的にやる気は出るかもしれません。
しかし、高すぎるレベルの目標は現実味がなく、やる気や士気を高める要素にはならないのです。逆に低すぎるレベルの目標を設定しても仕方がありません。できることばかりでは目標設定する意味がなくなってしまいます。現状の自分がその目標に対して、どのように感じるかよく考えましょう。
目標設定を行い、それをドキュメントにすれば仕事や実績を可視化できます。
事務職・営業職・デザイナー・SE・プログラマーなど、様々な職種において目標設定シートや目標管理シートの作成を企業から依頼される場合もあります。
これは自分で目標に対する進捗を管理できるだけでなく、周囲の人間や上司があなたの仕事や実績をわかりやすく目に見える形で伝えられるというメリットもあります。査定などに大きく変わる人事評価においても、重要な判断材料になるでしょう。
また、自分でも客観的に現在のスキルや状況が把握できるので、スキルアップが必要な項目についても理解できます。これにより、必要となるスキルのスムーズな取得が可能になるでしょう。
目標設定シートのフォーマットは、様々なWebサイトでダウンロードできます。記入する項目が用意されたテンプレートを利用して、自分は目標設定に注力するのも手段の1つです。
しかし、そもそも目標設定シートの書き方がわからないという方も多いでしょう。後ほど、具体的な目標の設定に役立つ法則を紹介しますので参考にしてみてください。
現状の自分の能力のレベルに満足しているという方はあまり多くないでしょう。理想としてイメージする姿になかなか到達できないと感じている方も少なくないはずです。
その中で、自分の成長を実感するためには、周りに左右されない主体的な目標を立てることが大切です。主体的な目標を立てることで、確実にレベルアップしているという達成感が得られます。
また、「仕事ができない」「貧乏が嫌だ」といったネガティブなスタートではなく、「お金を稼いで好きなことがしたい」などの肯定的な感情から目標を設定した方が良いでしょう。このように主体的でポジティブな目標達成を積み重ねれば、あなたの夢が実現する可能性は大きく高まります。
達成できる目標設定に役立つSMARTの法則をご存知でしょうか?目標設定のための方法は数多くあります。基本的なメソッドであるベーシック法・三点セット法。その応用としてベンチマーク法・ランクアップ法などがあげられます。
あくまでも目標設定を行うための手段ですので、成果がしっかりとあげられる自分にあった方法がベストです。その中で、今回紹介するおすすめの目標設定の方法がSMARTの法則です。
このSMARTの法則をしっかりと理解して活用すれば、レベルアップや達成感が得られる効果的な目標設定ができるでしょう。以下で、SMARTの法則について詳しく解説していきます。
Specificには、「明確な、具体的な」といった意味があります。「努力します」「一生懸命がんばります」などの曖昧な表現ではなく、具体的に何をするのか考えましょう。
自分だけでなく、誰から見てもわかりやすい明確な目標を立てることが大切です。
Measurableには、「測定可能な、計測できる」といった意味があります。目標の達成度が確認できる測定基準を設けます。「売上を増やす」ではなく、「売上を〇〇円増やす」という明確な目標にしましょう。
Achievableには、「成し遂げられる、達成可能な」といった意味があります。現実的で達成できる目標とは、現状のあなたが努力すれば達成できる目標のことです。
単なる願望や理想ではなく、しっかりと達成できる目標にしましょう。
Relevantには、「関係のある、関連性がある」といった意味があります。会社のミッション・自分の夢・大きな願いなどと関係のある目標を設定しましょう。
Time-boundには、「期限のある、時間限界」といった意味があります。いつまでに目標を達成するのか期限を明確に決めることが大切です。
数値であらわせる目標は、すべて数値化して曖昧な部分は残さない様にします。例えば、「昨年よりも事業規模を拡大する」という目標はとても曖昧です。昨年からどのくらいの事業規模拡大を目標とするかは、それぞれが抱くイメージによって異なるでしょう。
それよりも「昨年比150%の成長を実現する」「部門Aで1億円の利益を出す」「社員数を現在の1.5倍に増やす」など、数値を示した方が明確になります。
また、「努力する」などの漠然とした内容ではなく、具体的に何を行うか考えると良いでしょう。行う項目が具体的でなければ、何をすれば良いか迷ってしまう場合があるからです。
漠然としたイメージを目標とした「ダイエットをする」ではなく、「ダイエットして10kg痩せるために、毎日10km走る」という具体的で数値化された目標設定を行います。
2020年8月24日
英知コンサルティング株式会社
代表取締役 社長兼CEO
Executive Consultant
清水 一郎