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最終更新日  2024年06月23日

定量目標と定性目標

「目標」には「定量目標」(数値目標)と「定性目標」(行動目標)があります。
一般の従業員は、「定量的目標」と「定性的目標」の両方が必要です。若年層ほど「定性的目標」が多くなる傾向がありますが、管理職以上は大半の目標が「定量的目標」を設定することが求められます。

目標は数値化することで、達成度は格段に高まります。

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ビジネスの成長において、目標の設定は重要な一歩です。中小企業の経営者の皆様、目標を定める際に「定量目標」と「定性目標」という2つのアプローチを考えたことはありますか?

これらは、数値で測ることと質的な視点から評価することの二つの側面を示しています。本稿では、なぜこれらのアプローチが中小企業にとって重要なのか、そのメリットや設定方法について考察します。

定量目標:数字の力でビジネスを育てる

まず初めに、定量目標について考えてみましょう。これは、具体的な数字やデータに基づいて目標を設定する方法です。中小企業の経営者にとって、この定量目標がなぜ重要なのかを見ていきましょう。

1. 成果を数値で評価する

定量目標は、ビジネスの成果を数値で評価する手段となります。例えば、売上目標や利益率の向上、費用の削減目標など、具体的な数値を設定することで、ビジネスの実績を把握しやすくなります。

2. 進捗をリアルタイムで把握

進捗をリアルタイムでモニタリングすることは、ビジネスの健全性を確保するために欠かせません。定量目標を設定することで、目標達成の進捗状況を迅速に把握し、問題が発生した場合には早急に対応することができます。

3. 成長を促進する指針

定量目標は、ビジネスの成長を促進する指針として機能します。新規顧客の獲得数の増加や市場シェアの拡大など、具体的な数値目標がビジネスの発展を後押しします。

4. 従業員のモチベーション向上

定量目標は、従業員にとっても明確な目標を提供し、モチベーション向上に寄与します。成果に応じた報酬や評価基準を設定することで、チーム全体のやる気を引き出すことができます。

定性目標:質的な視点からの成長

次に、定性目標に焦点を当ててみましょう。これは、数値では計測しきれないビジネスの質的な要素に焦点を当てた目標設定の方法です。中小企業の経営者にとって、定性目標がなぜ重要なのかを見ていきましょう。

1. 顧客満足度の向上

定性目標は、顧客の声を捉え、サービス品質や製品の改善に役立ちます。顧客の意見や感情を把握し、顧客満足度を向上させることができます。

2. 創造性とイノベーションの促進

ビジネスの成長には創造性とイノベーションが不可欠です。定性目標は新しいアイデアやアプローチを促進し、競争力を高めるのに役立ちます。

3. 従業員のエンゲージメント向上

従業員の満足度やエンゲージメントを向上させることは、生産性向上につながります。定性目標は従業員の声を尊重し、職場環境の改善に寄与します。

4. ブランド価値の向上

ブランド価値は、質的な要素に大きく左右されます。定性目標はブランドのイメージや評判を向上させ、信頼性を築くのに役立ちます。

定量目標と定性目標の統合:成長のバランス

これまでの説明から分かる通り、定量目標と定性目標はそれぞれ異なる強みを持っています。しかし、真の成功はこれらをバランスよく組み合わせることにあります。中小企業の経営者は、数値目標を達成すると同時に、質的な視点にも注力することが必要です。

1. バランスのとれた成長

定量目標と定性目標を統合することで、バランスの取れた成長を実現します。数値目標はビジネスの安定性を確保し、質的な目標は品質、顧客満足度、従業員エンゲージメントなどを向上させ、持続的な発展をサポートします。

2. 顧客志向の強化

中小企業は常に顧客に焦点を当てるべきです。定量目標では売上の増加を目指し、定性目標では顧客満足度の向上を追求することで、顧客志向のビジネスを構築できます。

3. リーダーシップと企業文化の育成

経営者はリーダーシップと企業文化の醸成にも力を入れるべきです。定性目標は従業員エンゲージメントやブランド価値向上を通じて、組織文化を育てるのに役立ちます。

4. 変化への適応

ビジネス環境は変化し続けます。定性目標は柔軟性と適応力を高め、市場変化に対応する柔軟性を提供します。

定量目標と定性目標の設定方法

最後に、どのようにして定量目標と定性目標を設定するかについて考えてみましょう。以下はその手法です。

1. 目標の明確化

まず、ビジョンを明確にしましょう。どのような成果を達成したいのかを定義し、それを数値的な指標で示すことが重要です。

2. KPIの設定

定量目標を達成するために、主要業績評価指標(KPI)を設定しましょう。これにより、進捗を追跡しやすくなります。

3. スマート目標

定性目標を設定する際には、「スマート」原則を適用しましょう。具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Achievable)、関連性(Relevant)、時間指定(Time-bound)な目標を設定します。

4. 従業員の参加

従業員のアイデアやフィードバックを収集し、定性目標に組み込みましょう。彼らの参加はイノベーションを促進し、従業員エンゲージメントを向上させます。

ここまでの「まとめ」

定量目標と定性目標は、中小企業の成長と成功に不可欠な要素です。数値目標はビジネスの安定性と成果を確保し、質的な目標は品質、顧客満足度、従業員エンゲージメントなど、ビジネスの質を向上させます。

経営者は両者を統合し、バランスの取れた成長を実現するための戦略を策定すべきです。ビジネスの未来は、数字と品質の両方に焦点を当てることでより輝かしくなるでしょう。中小企業の経営者の皆様、定量目標と定性目標を組み合わせ、ビジョンを実現しましょう。成功への道は、バランスのとれた目標設定から始まります。

定量目標と定性目標

定量目標とは

定量目標とは、数値や数量で表す目標のことです。具体的な数値があるため、ゴールを目指す戦略が立てやすくなり、達成度や結果を第三者と容易に共有できるのが特徴です。

定量目標の具体例
全部門 営業部門 管理部門
毎朝1時間、日本経済新聞を読む テレアポで、110件の商談を獲得する DX化により、間接部門の人員を50%削減する
業務改善提案を年5件実施する 売上目標達成率は90%以上をキープする 作成書類の納期は、2日以上前倒しで納品する
  月間売上高500万円を達成する 定型業務におけるミスを20%減らす
  毎月、新規顧客を10件増やす 書類作成スピードを30%上げる

このように具体的な「数値」で表現ができるため、誰が見ても、目標が達成できたのか、できなかったのかが明確に判ります。

定量目標のメリット・デメリット
メリット デメリット
目標達成に向けた行動が明確になる すべてを「数字」(結果)で判断されてしまうため、プロセスは評価対象とされない
達成できたのか、できていないのかを客観的に評価できる 売上達成に向けて努力して成果を出した社員と、たまたま成果が出た社員がいたとします。この両者が同等の評価を受けることで、社員のモチベーションが下がることがあります
  「数字だけを達成すればいい」という誤った認識が広まり、数字に関わらない人間関係や心理的なマネジメントが軽視されてしまうことがあります

定量目標とは

「数字だけを達成すればいい」という誤った認識が広まり、数字に関わらない人間関係や心理的なマネジメントが軽視されてしまうことがあります

定量目標の具体例
全部門 営業部門 管理部門
社内で一番仕事ができる人になる お客様へのレスポンスを早くする ミスを減らす
信頼される人間になる 靴底が減るほど飛込み営業をする 業務改善提案をする
徹底したコスト意識を持つ メンバーをまとめるチームリーダーに昇進する 業務効率を上げる

このように、「どうありたいか」という「理想とする状態」を示すものになるため、数値では表現できません。目標が達成できたのか、できていないのかは、あくまでも個人の価値観(主観)によって判断されます。

定量目標のメリット・デメリット
メリット デメリット
目標を立てやすい その行動が評価されるかどうかは、個人の価値観(主観)に大きく左右されるため、客観的な評価ができない
自分が「どうありたいか」という目標であるため「感情」が先行し、モチベーションは高まる 達成するために何をすべきかが、明確でない

定量目標を用いる5つのメリット

正しい目標設定を行うと、仕事の効率がアップします。明確なゴールを目指すことができ、やるべきことがわかるので、行動力も上がるためです。人間は行動の基準となる項目がはっきりしていれば、行動に移しやすくなります。

目標が設定されていないと、取り組んでいる仕事が本来の事業目的と合っているのか迷うこともあるでしょう。また、現在の仕事の進捗状況がどれくらいの達成度なのか判断できなくなります。そのような不安ややりがいを感じない状態では「がんばろう」という気持ちにもなれず、仕事の効率も下がってしまいます。

しかし、目標が正しく設定されていれば、基準があるため現状がどの位の達成度なのか測ることができます。そして、自分の努力によって高い達成度を実感できれば、「達成感」が生まれます。

また、その情報をチームでも共有できるため、自分だけでなく周囲の人とのチームワークも向上するでしょう。チームのモチベーションの向上に正しい目標設定はとても有効です。また、目標の達成は会社の業績に関わる重要な要素ですので、個人やチームの評価にもつながるでしょう。

もしも、達成度が低い状態でも、指標となる「目標」があります。そこから、何が原因なのか検証を行えば、最小限のダメージで抑えることが可能です。効率的でより良い成果をあげるために目標はとても役立ちます。 

目標設定は「最適」であることが重要です。あなたは目標は高ければ高いほど良いと思っていませんか?高い目標を掲げると、そこを目指して一時的にやる気は出るかもしれません。

しかし、高すぎるレベルの目標は現実味がなく、やる気や士気を高める要素にはならないのです。逆に低すぎるレベルの目標を設定しても仕方がありません。できることばかりでは目標設定する意味がなくなってしまいます。現状の自分がその目標に対して、どのように感じるかよく考えましょう。

1. 自分の仕事の実績を可視化できる

目標設定を行い、それをドキュメントにすれば仕事や実績を可視化できます。

事務職・営業職・デザイナー・SE・プログラマーなど、様々な職種において目標設定シートや目標管理シートの作成を企業から依頼される場合もあります。

これは自分で目標に対する進捗を管理できるだけでなく、周囲の人間や上司があなたの仕事や実績をわかりやすく目に見える形で伝えられるというメリットもあります。査定などに大きく変わる人事評価においても、重要な判断材料になるでしょう。

また、自分でも客観的に現在のスキルや状況が把握できるので、スキルアップが必要な項目についても理解できます。これにより、必要となるスキルのスムーズな取得が可能になるでしょう。

目標設定シートのフォーマットは、様々なWebサイトでダウンロードできます。記入する項目が用意されたテンプレートを利用して、自分は目標設定に注力するのも手段の1つです。

しかし、そもそも目標設定シートの書き方がわからないという方も多いでしょう。後ほど、具体的な目標の設定に役立つ法則を紹介しますので参考にしてみてください。

2. 理想を実現に近づける

現状の自分の能力のレベルに満足しているという方はあまり多くないでしょう。理想としてイメージする姿になかなか到達できないと感じている方も少なくないはずです。

その中で、自分の成長を実感するためには、周りに左右されない主体的な目標を立てることが大切です。主体的な目標を立てることで、確実にレベルアップしているという達成感が得られます。

また、「仕事ができない」「貧乏が嫌だ」といったネガティブなスタートではなく、「お金を稼いで好きなことがしたい」などの肯定的な感情から目標を設定した方が良いでしょう。このように主体的でポジティブな目標達成を積み重ねれば、あなたの理想が実現する可能性は大きく高まります。

3. 目標と計画の明確化

目標を数値化することで、目標やその計画が明確になります。「顧客に満足してもらう」というような数値が含まれない目標を掲げても、何をしたらいいか具体的には分かりません。

一人ひとりのメンバーの認識も異なるため、共通の指標となる数字が必要不可欠です。目標を数値化することで、計画も立てやすく、今月・今週・そして今日、何すべきかが明確になります。

目標を数値化する際に大切なことは、それぞれが100〜120%程度の努力をすることで達成できるラインにすることです。あまりにも現実離れした目標の場合、計画目標も現実的ではなくなってしまいます。その場合、計画を立てただけのものとなってしまうため、意味を成しません。

4. 進捗と達成度を把握できる

現在の、目標に対して何%達成できているのかを知ることができれば、課題も明確になります。万が一達成できなかった場合でもどこまでできたのか、できなかった部分はなんなのかをしっかりと数字で把握することができます。

定性目標の場合、管理職はメンバーの状態を知るのに時間がかかってしまいますが、定量目標であれば現状の数字を知るだけで、おおよその進捗状況を把握することができます。チームで仕事する上においても、目標の数値化は欠かせないのです。

メンバーとミーティングする際にも、進捗や達成度を数値で報告させるようにします。そうすることで、メンバーの業務の進捗を客観的に把握することができます。

5. 客観的かつ公正な評価ができる

目標を数値化することにより、個々人の「主観」ではなく「客観的」な評価が可能になります。数値目標であれば、成績を達成した人と、未達の人を直ちに判定することができます。

しかし、数字目標がない場合、仕事の成果を客観的に判断することは困難です。数値目標を掲げておくことで、社員一人一人を客観的で公平な評価することが可能となるのです。客観的な指標となる数字があることで、評価に対する従業員の納得感も得られます。

SMARTの法則

目標達成のための「SMART」の法則

目標設定にはいくつか手法ありますが、その内のひとつにSMARTの法則があります。

このSMARTの法則をしっかりと理解して活用すれば、レベルアップや達成感が得られる効果的な目標設定ができるでしょう。以下で、SMARTの法則について詳しく解説していきます。


Specific(明確な)

Specificには、「明確な、具体的な」といった意味があります。「努力します」「一生懸命がんばります」などの曖昧な表現ではなく、具体的に何をするのか考えましょう。

自分だけでなく、誰から見てもわかりやすい明確な目標を立てることが大切です。

 

Measurable(測定可能な)

Measurableには、「測定可能な、計測できる」といった意味があります。目標の達成度が確認できる測定基準を設けます。「売上を増やす」ではなく、「売上を〇〇円増やす」という明確な目標にしましょう。

 

Achievable(達成可能な)

Achievableには、「成し遂げられる、達成可能な」といった意味があります。現実的で達成できる目標とは、現状のあなたが努力すれば達成できる目標のことです。

単なる願望や理想ではなく、しっかりと達成できる目標にしましょう。

 

Relevant (関連性がある)

Relevantには、「関係のある、関連性がある」といった意味があります。会社のミッション・自分の夢・大きな願いなどと関係のある目標を設定しましょう。

 

■Time-bound (期限のある)

Time-boundには、「期限のある、時間限界」といった意味があります。いつまでに目標を達成するのか期限を明確に決めることが大切です。

目標設定は数値化します

数値であらわせる目標は、すべて数値化して曖昧な部分は残さない様にします。例えば、「昨年よりも事業規模を拡大する」という目標はとても曖昧です。昨年からどのくらいの事業規模拡大を目標とするかは、それぞれが抱くイメージによって異なるでしょう。これを定性的目標と云います。

それよりも「昨年比150%の成長を実現する」「部門Aで1億円の利益を出す」「社員数を現在の1.5倍に増やす」など、数値を示した方が明確になります。これを定量的目標と云います。

また、「努力する」などの漠然とした内容ではなく、具体的に何を行うか考えると良いでしょう。行う項目が具体的でなければ、何をすれば良いか迷ってしまう場合があるからです。

漠然としたイメージを目標とした「ダイエットをする」ではなく、「ダイエットして10kg痩せるために、毎日10km走る」という具体的で数値化された目標設定を行います。

 

2021年03月16日

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このページの監修者

代表  清水 一郎

英知コンサルティング株式会社
代表取締役 社長兼CEO
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Executive Consultant 清水 一郎

<職歴>
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・等松青木監査法人(現 有限責任監査法人トーマツ
   
/会計士補・公認会計士・税理士)
・東証JQ 精密機器(常務取締役 兼 CFO)
・東証JQ 小売(常務取締役 兼 CFO)
・東証一部 商社(代表取締役副社長 兼 COO)
・当社 代表取締役社長兼CEO(現任)

<学歴>
博士(法 学)東京大学大学院 
博士(経営学)一橋大学大学院
修士(経済学)慶應義塾大学大学院
修士(心理学)早稲田大学大学院

<登録可能資格>
公認会計士、税理士、司法書士、不動産鑑定士、中小企業診断士、社会保険労務士、

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